レベル :
STEAMチャレンジ

線虫の記憶の仕組みを探る

太田ことま / 土浦日本大学中等教育学校
  • 高校
  • 理科
掲載日
2026.10.23

概要

 ニュースで、線虫の優れた嗅覚が、がん検診に利用されていることを知りました。そこで、大腸菌と納豆菌の2種類の餌で飼育した線虫が、それぞれの匂いを覚えるのかを調べました。また、線虫が匂いを感じて記憶する仕組みや、その記憶が子どもの世代に受け継がれるのかを調べました。また、忌避反応(苦手な匂いを避ける行動)が身につく仕組みについても研究しました。

このチャレンジをした本人に聞きました

このテーマを選んだきっかけを教えてください

 中学3年生のころ、遺伝子について興味をもっており、遺伝子に関する研究をしてみたいと考えていました。生物の先生にそのことを相談したところ、本校の生物ゼミで線虫の研究を行っていることを聞き、遺伝子研究で広く用いられる線虫に関する研究をすることになりました。線虫について文献を調べる中で記憶に関する研究が面白そうだと感じ、「食べる餌の記憶」に焦点を当てて研究を始めました。

この研究・探究活動の好きなところ、アピールポイントを教えてください

 この研究の一番の発見は、本来、獲得形質(生きていく中で後天的に身に着けた形質)は子どもに遺伝しないと考えられていたところ、「親が好きな食べ物が食餌経験のない子どもに遺伝する」という現象が線虫で見つかったことです。
 こだわった点は、異なる餌を食べるそれぞれの線虫を飼育し、詳細なデータを取るために毎日線虫に向き合い続けたところです。これを繰り返すことで孫世代まで記憶が保持されることもわかり、達成感がありました。

取り組みの場や時間

  • 授業枠・教科:その他
  • 主な活動の場:放課後・部活動が中心
  • 授業内の週あたりコマ数:0コマ(授業内では実施せず)
  • 放課後・休日の活動頻度:週1回程度
  • 開始~成果発表時期:2025年4月〜2026年3月
  • 成果発表の場:校内発表会、全国大会、学会発表
  • その他の発表の場:BIO SUMMIT IN TSURUOKA 14th、第68回茨城県児童生徒科学研究作品展

受賞情報

  • 第68回茨城県児童生徒科学研究作品展 県知事賞

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