レベル :
STEAMチャレンジ

映像作品から見る鉄のカーテンの内側―ロマン・カチャーノフと『哀感』のロシア史―

遠藤咲 / 土浦日本大学中等教育学校
  • 社会
  • 国語
  • 高校
掲載日
2026.10.23

概要

 ソビエト連邦で生まれた『チェブラーシカ』は、ロシア内外で愛されている映像作品のひとつです。このような雪解け以降に制作された他の映像作品を見ると、どれも友情や社会風刺など、民衆の心情がよく映し出されています。中でも特徴的なのは子供向けでありながら孤独や不安から生じる「哀感」表現が軸となっているという点です。そこで、本研究では、こうした哀感表現を分析し、当時の人々の心情を理解することを目的としました。

このチャレンジをした本人に聞きました

このテーマを選んだきっかけを教えてください

 元々日本史を中心に研究していたのですが、たまには国外の歴史にも触れたいと思い立ったことがきっかけです。そのとき、幼少期に母とよくロマン・カチャーノフ監督の映像作品を鑑賞していたことを思い出し、このテーマを選びました。
 また、ロシアの文化が好きな友達が周りにいたこともテーマの決定に影響しています。

この研究・探究活動の好きなところ、アピールポイントを教えてください

 映像内の登場人物や当時の人々の心情をいかに文章で表すか、という点にこだわりました。根拠をもって客観性を保ちながらも、内面的なものを表現するというのはなかなか大変でしたし、今回の手がかりは文章ではなく映像だったのでより苦労しました。しかし、その心情が最も面白い点でもあります。歴史を見れば、登場人物が抱えた哀感はただの創作された心情ではなく、当時の人々の葛藤や人を思う心から生まれたものだとわかります。本研究から、カチャーノフ監督の映像作品の奥深さを伝えられれば嬉しいです。

取り組みの場や時間

  • 授業枠・教科:その他
  • 主な活動の場:放課後・部活動が中心
  • 授業内の週あたりコマ数:0コマ(授業内では実施せず)
  • 放課後・休日の活動頻度:週1回程度
  • 開始~成果発表時期:2025年4月〜2026年3月
  • 成果発表の場:校内発表会、全国大会、学会発表
  • その他の発表の場:第11回 高校生国際シンポジウム、2026年度全国高校生歴史探究ポスターコンクール「レキタン2026」

受賞情報

  • 第11高校生国際シンポジウム ポスター発表人文科学部門 優良賞
  • 2026年度全国高校生歴史探究ポスターコンクール「レキタン2026」 パレオ・ラボ賞

関連リンク

一覧に戻る