レベル
STEAMチャレンジ

ゼブラフィッシュ発生異常変異体の判別

飯島百望、M.I.、塚本あみ、中島彩恵、根岸舞、野口詩織 / 埼玉県立伊奈学園総合高等学校
  • 理科
  • 高校
掲載日
2026.02.20

 胚発生において、からだの構造を決める遺伝子はたくさんあるが、そのうち前後軸に沿ったパターンを決めるのはHox遺伝子とよばれるグループである。ゼブラフィッシュがもつHox遺伝子のうち、hoxc12aとhoxc12bのはたらきを調べるため、遺伝子を欠失させた変異体について解析をおこなった。

 二つの遺伝子の欠失をともにヘテロで持つ親同士を交配させ、得られた稚魚の骨形成をカルセイン染色により解析したところ、臀ヒレが拡大した個体が1個体得られた。また、これらの稚魚の尾ヒレからDNAを抽出し、PCR法と電気泳動法により遺伝子解析をおこなったところ、少なくともhoxc12bについては、上記の臀ヒレ拡大個体のみホモで欠失を有していた。

 これらのことから、hoxc12bは臀ヒレの後方境界を決める遺伝子と推測された。

 なお、この実験は、埼玉大学理学部 生体制御学科 発生生物学研究室の方々の全面的な協力のもと行わせていただいた。

関連リンク

一覧に戻る