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探究学習「海と生きる探究活動」で育むリテラシー

気仙沼市立鹿折小学校 / 校長 小野寺裕史
  • 小学校
掲載日
2026.03.25
対象学年 小学3年生、小学4年生、小学5年生、小学6年生
授業の枠組み 総合的な学習(探究)の時間
教科:単元分野 技術・家庭 ー衣食住の生活、理科 ー地球・宇宙、理科 ー生物・生命、総合的な学習(探究)の時間
主な実施地域 宮城県
実施時期 2024年04月 ~ 2026年03月

■概要

東日本大震災を経て、気仙沼市では「海と生きる」まちとしての未来を豊かに創造していく人材の育成に向けた教育を進めている。本校は、気仙沼市ならではの海洋リテラシー(海洋リテラシーfor気仙沼)を踏まえた資質・能力の育成に向け、教育課程特例校として、総合的な学習の時間と教科の一部を融合させ、新たな領域「海と生きる探究活動」を教育課程の中に位置付け、地域の自然環境、産業、暮らし、文化、歴史等に焦点をあて、学年の発達段階に合わせたテーマを設定し、児童の問いをもとにした探究学習を通して、地域の魅力や特性を捉えるとともに、豊かな未来の創造のために必要となる多様なリテラシーの育成を図る取組を進めている。

■本教材の目標

海洋リテラシーfor気仙沼にある「海と出会いなかよくなる」、「海の恵みを知る」、「海の仕組みを知る」、「海をいかす」、「海と生きる文化を重ね伝える」、「海と生きるまちをつくる」という6つの大原則に沿ったリテラシーを踏まえ、海とつながる地域の暮らし、文化・歴史、産業などを捉えるとともに、海洋環境、海洋物理、気候変動、食物連鎖、生物多様性、国際的な協調・連携などの理解を深める。最終学年である6年生では、自分たちが暮らす気仙沼の魅力となっている事柄や課題となっている事項が海とどのように関係しているのかを総合的に捉え、「海と生きる」まちとしての未来を描くことができるようにする。

■単元の評価規準・基準

最終6学年の目標
【知識及び技能】

  • 気仙沼市の魅力や諸課題が、「人々が積み重ねた暮らし・文化」、「産業を取り巻く諸条件」、「陸と海の環境」、「社会環境」、「国際関係」等と関係していることを理解している。
    【思考力、判断力、表現力等】
  • 気仙沼市の魅力や諸課題と人々の生活や環境等との関係を説明することができ、魅力を未来に残していくための方法を課題の解決と結び付けて考え、他者に向けて発信することができる。
    【学びに向かう力、人間性等】
  • 豊かな未来を願う気持ちをもち、魅力を深く探るとともに、持続可能な未来に向けて障害となる諸課題を自分ごととして捉え、実践行動につなげながら生活に生かそうとする。

■学習計画

小学3年生

総合的な学習(探究)の時間(45分 ✕ 8コマ)
平泉の黄金文化を支えたとも伝えられ、明治時代には国内十大金山の一つに数えられた鹿折金山跡資料館を訪問し、鹿折には自分たちが知らない素晴らしい場所や歴史、人々がいることをつかみ、鹿折の宝という学習テーマを理解する。
総合的な学習(探究)の時間(45分 ✕ 32コマ)
伝統的な文化・芸能として今に伝わる浪板虎舞や海の恵みを生かしたワカメの加工、ワカメ養殖を調べ体験することで、古くから産業と人々の暮らしがつながっており、海とのつながりを大切にしながら暮らしてきたことをつかむ。
総合的な学習(探究)の時間(45分 ✕ 10コマ)
自分たちが知らなかった産業、文化、歴史、暮らしなどの中に「気仙沼の宝」と呼べるものがあることを実感し、鹿折の宝について思いを深め、自分が選んだ宝についてまとめたことを互いに伝え合う。

小学4年生

総合的な学習(探究)の時間(45分 ✕ 15コマ)
鹿折川と命のつながりというテーマにある「つながり」とは何かについて考え、自分たちの探究学習の最終ゴールを確認する。第一段階として、鹿折川上流の生物調査と水質調査を行い、鹿折川の上流域の特徴をつかむ。
総合的な学習(探究)の時間(45分 ✕ 23コマ)
中流域、下流域の調査を行い、上・中・下流域のそれぞれの違いに加え、気仙沼湾内の生き物と川の水の関係にも着目し、命のつながりについて考える。
総合的な学習(探究)の時間(45分 ✕ 12コマ)
気仙沼の海の命につながる鹿折川の命の源に着目し、山(森)の環境を調べる。その中で、森の植物や生物が川の命となり、川の中で命がつながって海の命につながる食物連鎖の仕組みや生物多様性の必要性、環境保全、人の営みとの関係を捉える。

小学5年生

総合的な学習(探究)の時間(45分 ✕ 12コマ)
気仙沼の水産業について、水揚げされる多様な魚種と水揚げ高、水産物を利用した食、水産加工品、他地域とのつながり、震災からの復興への取組など、他の地域にはない気仙沼ならではの魅力について調べ、まとめる。
総合的な学習(探究)の時間(45分 ✕ 9コマ)
キリバス共和国とのオンライン交流や大学教授、専門研究機関の方の講話から、人のくらしと産業、海流、生態系、生物多様性、気候変動などの視点で気仙沼の水産業との関係をつかむ。
総合的な学習(探究)の時間(45分 ✕ 39コマ)
気仙沼の水産業を支える様々な人々の営みについて各自が焦点化して深く調べる。その中で、水産業が栄えてきた要因や大震災を乗り越えることができた理由をつかむとともに、未来への持続性に向けた課題をつかみ、水産業を未来につなげる取組を考える。

小学6年生

総合的な学習(探究)の時間(45分 ✕ 14コマ)
豊かな食を生かしたまちづくり「スローフード・スローシティ」の事例を学び、気仙沼の食材を使ったオリジナルレシピを考え、気仙沼が豊かな食材を生かしたまちであることを捉えるとともに、スローフード以外の気仙沼の魅力について視野を広げる。
総合的な学習(探究)の時間(45分 ✕ 10コマ)
自分が未来に残したい気仙沼の魅力を絞り、その魅力について、食、産業、環境、歴史、文化、人々の営みなどの多様な視点で深く調べる。
総合的な学習(探究)の時間(45分 ✕ 12コマ)
キリバス共和国とのオンライン交流や大学教授、専門研究機関の方のお話しをもとに、人口減少、国際関係、生態系、生物多様性、気候変動、海洋環境、防災などの視点でその魅力の持続可能性について調べ、魅力を未来に残すための課題を考える。
総合的な学習(探究)の時間(45分 ✕ 14コマ)
気仙沼の魅力を生かしたまちとは何かを考え、「海と生きる」気仙沼の未来について、今ある魅力の継続・発展、潜在的な魅力に目を向けた創造を視点として構想し、その実現のために克服すべき課題への解決方法を考えながら、自分の考えを提示する。

■提供ファイル

  1. 指導案_鹿折小学校「第4学年 海と生きる探究活動 指導案」.pdf(ダウンロードする)
  2. 指導案_鹿折小学校「第5学年 海と生きる探究活動 指導案」.pdf(ダウンロードする)
  3. 指導案_鹿折小学校「第6学年 海と生きる探究活動 指導案」.pdf(ダウンロードする)
  4. 年間学習スケジュール_鹿折小学校「ESDの概要」.pdf(ダウンロードする)
  5. 年間学習スケジュール_鹿折小学校「海と生きる探究活動の概要」.pdf(ダウンロードする)
  6. 年間学習スケジュール_鹿折小学校「第4学年 年間計画デザインシート」.pdf(ダウンロードする)
  7. 年間学習スケジュール_鹿折小学校「第5学年 年間計画デザインシート」.pdf(ダウンロードする)
  8. 年間学習スケジュール_鹿折小学校「第6学年 年間計画デザインシート」.pdf(ダウンロードする)
  9. ワークシート_鹿折小学校「第4学年 命をつなぐ鹿折川」.pdf(ダウンロードする)

■関連リンク

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