炭素と墨の科学~化学&書道の各視点を重視した教科横断探究~
- 高校
| 対象学年 | 高校1~3年生 |
| 授業の枠組み | 横断型授業 |
| 教科:単元分野 | 図工・美術・音楽、理科 ー化学 |
| 主な実施地域 | 岡山県 |
| 実施時期 | 2022年04月 ~ |
■概要
書道と化学を横断して行う3授業時間1ユニットの探究型授業である。生徒が発見した墨の不思議な現象を、化学の知識と関連付けて読み解く、化学と書道それぞれの視点を重視したプログラムとした。1ユニットの中で必要な情報を読み解き探究する構成にしており、各教科の既習の有無に関係なく日常生活との関わりを重視した課題解決型の授業実践が可能である。本授業を通して、課題研究に向けた多角的な見方・考え方を育成することをねらいとしている。
■本教材の目標
・書道I「多面的な視点で、書道における事象を読み解くことができる。」
実習に必要な用具・用材の特徴と表現効果との関わりについて理解させる。
・化学「『墨』を構成する物質の性質を読み解くことができる。」
溶液とその性質に関する実験などを行い、コロイド溶液の性質について理解させる。
・教科横断「『墨』の不思議を、化学と書道の視点で読み解くことができる。」
各教科の視点で読み解いた情報を基盤としつつ、それらの情報を活用しながら、それを統合し課題を解決できる。
これらを個人とグループを往還しながら探究させる。
■単元の評価規準・基準
- 知識・技能
・書道の実習を通して、実習に必要な用具・用材の特徴と表現効果との関わりについて理解できている。
・化学の実験を通して、溶液とその性質に関する実験などを行い、コロイド溶液の性質について理解できている。 - 思考・判断・表現
・各教科の視点で読み解いた情報を活用しながら、それを統合し課題を解決するためグループで自分の意見を述べることができている。 - 主体的に学習に取り組む態度
・実験や実習等を通して、墨の不思議を解き明かすために必要な情報を読み解くことができている。
■学習計画
図工・美術・音楽(45分 ✕ 1コマ)
全3コマ(書道→化学→教科横断)のうち1コマ目。芸術「書道I」の「書道の学習に必要な用具・用材の特徴と表現効果との関わり」の単元において、淡墨を用いた書に取り組み観察を行い、にじみが現れる、筆順が逆に見えるなどの現象について考えさせる。
理科(45分 ✕ 1コマ)
2コマ目では、理科「化学」の「コロイド溶液」の単元において、化学の視点から墨を構成する物質の性質を読み解かせる。具体的には、溶液とその性質に関する実験などを行い、コロイド溶液の性質について考えさせる。
総合的な学習(探究)の時間(45分 ✕ 1コマ)
1コマ目(書道)で発見した探究テーマ「淡墨の『書』は、筆順が逆転」の原因を、2コマ目(化学)で読み解いた情報をもとに、3コマ目(教科横断)で解明する。活動は、個人とグループで取り組ませる。
■提供ファイル
- 【岡山県立玉島高等学校Webサイトへ移動】指導用リーフレット(指導案、ワークシート、授業計画)(ダウンロードする)
■関連リンク
- 【教育事例に関する問い合わせ】岡山県立玉島高等学校
- 岡山県立玉島高等学校 研究開発成果物