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生命倫理の系統学習

高橋 直之 / 群馬県立前橋高等学校
  • 高校
掲載日
2025.10.27
対象学年 高校1年生
授業の枠組み 教科ごとの授業
教科:単元分野 理科 ー生物・生命
主な実施地域 群馬県
実施時期 2017年04月 ~

■概要

生命倫理に関する学習内容について、ディベートやレポート、解剖実習を通して、体系的に学ぶ教材となっている。実験実習で扱う腎臓については、地域の食肉卸売市場から無償でいただくなど地域リソースを活用している。また、ディベートにおいては、本校生徒は医療系進学が多いことを踏まえ、医療に関するテーマを多く挙げている。このように、学校の実態に合わせて内容をカスタマイズすることも可能である。

■本教材の目標

・生命倫理の基本的な概念を理解する。
・解剖実習において、感謝の念を持ち、命を無駄にせず取り組む姿勢を養う。
・医療や生命科学における倫理的課題(臓器移植、安楽死など)について多角的に考察する力を養う。
・価値観の違いや立場の多様性を尊重しながら、議論ができる協調的な態度を身につける。
・自らの考えや意見を倫理的な根拠に基づいて論理的・批判的にに表現できる力を育てる。

■単元の評価規準・基準

  • 知識・技能
    ・医療や生命科学における倫理的課題に関する基本的な概念や用語を理解している。
    ・また、生命を尊重する姿勢を持ちながら、適切な手法で解剖を行う技能を有している。
  • 思考・判断・表現
    ・医療や生命科学における倫理的課題について、あたえられた情報や調べた内容を論理的・批判的に考え、自分なりの考えをもっている。
    ・また、それらをグループで協力してまとめたり、わかりやすく発表したり、レポートにまとめたり、討論できている。
  • 主体的に学習に取り組む態度
    ・医療や生命科学における倫理的課題について、自らすすんで収集し、与えられた情報と関連づけながら、主体的に考えようとしている。

■学習計画

高校1年生

理科(55分 ✕ 3コマ)
高校教育においてどの生物まで解剖してよいかの是非について、賛成側・反対側の資料を読み、自身の意見をまとめる。それを踏まえ、ユスリカの解剖、腎臓の解剖を行い、改めて解剖について自分の意見を論じる。
理科(55分 ✕ 2コマ)
iPS細胞、ES細胞についての基本的な概念を理解し、研究過程および将来さらに発展した際にどのような倫理的問題が生じるか考える。クローンペットビジネスに関する意見について、批判的思考力を用いて反論する。
理科(55分 ✕ 4コマ)
生命倫理に関するディベートを行う。テーマは脳死患者の臓器移植、安楽死、出生前診断などを取り扱う。立論、反論、最終弁論まで1試合20分で設定し、1コマ2試合行うミニディベート形式で実施する。

■提供ファイル

  1. レジュメ「解剖の是非」(ダウンロードする)
  2. レジュメ「クローンペットビジネス」(配布用)(ダウンロードする)
  3. レジュメ「クローンペットビジネス」(生徒解答例)(ダウンロードする)
  4. レジュメ「ディベート」(ダウンロードする)

■関連リンク

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