科学的探究の考え方を身につける「自作ばねに関する探究活動」
- 高校
掲載日
2025.09.19
対象学年 | 高校1年生 |
授業の枠組み | 総合的な学習(探究)の時間 |
教科:単元分野 | 理科 ー物理・エネルギー、総合的な学習(探究)の時間 |
主な実施地域 | 群馬県 |
実施時期 | 2025年05月 ~ |
■概要
本校の1学年では「素朴な疑問を科学的に探究する課題研究」を実施している。課題研究を始める前に「プレ探究」を実施し、いくつかのテーマで課題研究の一連の流れを体験的に学習している。この中から、「自作ばねに関する探究活動」を紹介する。仮説・検証の考え方を自然に学べる「探究見える化シート」や他の実験でも汎用的に使える「実験レポートルーブリック」も活用している。この教材は物理や理数探究の授業でも活用できる。
■本教材の目標
(1) 実験における基本的な技能や科学的な探究に関する基本的な知識・技能を身につけるようにする。
(2)科学的探究のプロセス(課題の設定→仮説の設定→検証計画の立案→観察・実験→結果の処理→考察・推論→まとめ・表現)の一連の流れを体験する中で、事象を科学的に捉え、科学的探究の手法を用いて課題解決を遂行する力を養う。
(3) 様々な事象や課題に知的好奇心をもって向き合い、粘り強く考え行動し、課題の解決に向けて挑戦しようとする態度を養う。
■単元の評価規準・基準
- 知識・技能
・実験における条件制御の考え方、グラフ作成やレポート執筆に関する技能等、科学的な探究に関する基本的な知識・技能を身につけている。 - 思考・判断・表現
・科学的な探究のプロセスの一連の流れを体験する中で、事象を科学的に捉え、科学的探究の手法を用いて課題解決を遂行している。 - 主体的に学習に取り組む態度
・様々な事象や課題に知的好奇心をもって向き合い、粘り強く考え行動し、課題の解決に向けて挑戦しようとしている。
■学習計画
高校1年生
総合的な学習(探究)の時間(60分 ✕ 2コマ)
・『探究見える化シート』を用いて各班で相談しながら仮説の設定と検証計画の立案を行う。その後、各班ごとに立てた仮説と検証計画に従って、自作ばねを作成し、データを収集する。
総合的な学習(探究)の時間(60分 ✕ 1コマ)
・表計算ソフトを用いて、実験データから散布図を作成したり、ばね定数等の物理量を計算したりする。
総合的な学習(探究)の時間(60分 ✕ 1コマ)
・『実験レポートルーブリック』に基づいて、レポートを作成する。
■提供ファイル
- 「自作ばねに関する探究活動」指導計画(ダウンロードする)
- 授業プリント(自作ばねの実験)(ダウンロードする)
- 実験レポートルーブリック(ダウンロードする)
- 探究見える化シート(記入例:電磁石)(ダウンロードする)
- 探究見える化シート(白紙)(ダウンロードする)
■関連リンク
- 【教育事例に関する問い合わせ】群馬県立高崎高等学校
- 群馬県立高崎高等学校 SSH開発教材
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