チョコから世界を知り、学びを自分事に~企業と連携して行うキャリア教育~
- 小学校
対象学年 | 小学6年生 |
授業の枠組み | 総合的な学習(探究)の時間 |
教科:単元分野 | 国語、総合的な学習(探究)の時間、英語 |
主な実施地域 | 東京都 |
実施時期 | 2024年04月 ~ 2024年09月 |
■概要
帝京大学小学校では「学びを自分事に」を目標に、企業と連携したキャリア教育を実施している。例えば4年では出資を得るための企画書を作って査定、5年ではビジネスコンテストで製品決定をする学習を行っている。そして6年では、地球規模の挑戦と出会いを提供するタイガーモブ(株)と連携してバリ島のカカオ農家とつながり、身近な存在であるチョコレートを通し、これまでのキャリア教育で培ったきた集大成としての学習を行った。カカオ2050年問題やフェアトレードに関わる問題など、チョコレートはSDGsの観点や国際理解、気候変動等、体験的な学習を通して、子供たちが世界を知り、問題を解決していこうとする視点のもてる教材である。
■本教材の目標
・バリのカカオ農家の現状とその問題を知り、それを解決する方法を考え、カカオ農家が安定且つ持続的にカカオを生産するためのアイデアを連携企業に提案し、実行する。
・バリの農家や会社の方に自分たちの考えを伝えるために、英語やインドネシア語で自己の考えを伝えられるように努力する。
・異国の文化に興味をもち、課題に対して意欲的に取り組み、学習の中から多くの発見をする。
■単元の評価規準・基準
知識・技能
・バリのカカオ農家の現状とその問題を理解している。
・調べたり考えたりしたことについて目的を明確にしてまとめる方法が分かる。
・社会課題を解決するために、多く人々が社会貢献のうえに成り立っていることに気付いている。
思考・判断・表現
・テーマに沿った課題を発見・設定し、試行錯誤する中で自己の課題にせまるよう追究している。
・問題を解決させるために友達と考えを伝えあいながら学習を進め、自分たちの考えを適切な方法で表現している。
主体的に学習に取り組む態度
・異国の文化に興味・関心をもち、テーマに沿って作業を進めようとしている。
・問題を把握し、自分なりに解決しようとしている。
■学習計画
総合的な学習(探究)の時間(40分 ✕ 30コマ)
【4月~9月】カカオ農家の抱える問題を知り、自分たちができることを考え、実行しよう
英語(40分 ✕ 4コマ)
【5月】カカオ農家の方が抱える課題を知るために、インタビューをしよう
【9月】自分たちの活動をカカオ農家の方に報告しよう
国語(40分 ✕ 1コマ)
【5月】聞いて、考えを深めよう
■提供ファイル
- 指導計画_帝京大学小学校「It's a chocolate world」(ダウンロードする)
- ワークシート_帝京大学小学校「It's a chocolate world」(ダウンロードする)